ビール女子がうまい1杯を求めて突撃! 東北クラフトビール飲み比べ(宮城編)

ビール女子がうまい1杯を求めて突撃! 東北クラフトビール飲み比べ(宮城編)

ただの酒好きだった私がひょんなことからビールを学び、その奥深さを知ったことからビールの魅力にどハマりして、ついにはビアライターとして活動しております。

今回は、冬といえば東北!ということで、宮城県へ行ってまいりました。牛たんや牡蠣などグルメな県として有名な宮城ですが、今回の旅ではあくまでビールを追い求め、12日の週末旅行で北から南まで奔走しました。それでは旅の始まりです!

東北新幹線(東京駅)

新幹線で朝ビール

土曜の朝8時台の東北新幹線、早起きの休日で、まだぼんやりとした頭。ここは冷たい目覚めビールで気合を入れよう! ホームの売店で、朝ごはんの駅弁とともに石川県のビール「コシヒカリエール」を購入! 天気も最高。さっそくいただきまーす! プシュ~ッ、グビグビ。コシヒカリエールとわっぱめし

第一印象のアロマは、伊予柑のような、どっしりとした柑橘系の香りです。ほんのりと苦味があって、バランスもGOOD。味わいにコクがあり、鶏の照り焼きが入った味濃いめのわっぱめしに、とてもよく合います。これから旅が始まるわくわくの中、朝ビールは最高です!

1時間半で、気がつけば仙台

しばらくたつと、新幹線の窓からは雪景色が見えてきます。びっくりするほど新幹線って速いんですね~。のんびり朝ごはんとビールを楽しんでいたら、仙台に着いてしまいました。

お~、さすが東北。キーンと風が冷たいです。この季節、防寒はしっかりとしたほうがよさそうです。

仙台駅のボード

さて、仙台観光もしたいところですが、お昼には松島へ着きたいので、新幹線改札を出てそのまま東北本線へと乗り継ぎます。列車の本数がかなり少ないので注意が必要。乗り遅れないように、スケジュールには余裕を持って。

松島ビールを求めて「夢実の国」へ

松島ビールが飲める施設「夢実の国」には利府駅の方が近いそうですが、今回は松島観光も兼ね、あえて松島駅のほうへ。駅前は、仙台の景色とはガラリと変わります。ここからの移動手段は車のみ。もちろん、駅前でタクシーに乗ることはできますが、帰りのタクシーはほぼつかまらないので、帰りの時間は予定を立てて、自分でタクシーを呼ぶほうがよいと思います。

夢実の国

車で20分ほど進むと突然現れた「夢実の国」。できたての松島ビールが飲める、温泉施設です。

夢実の国2

もちろんレストラン利用だけでも大丈夫。施設内では醸造も行われており、できたてほやほやの松島ビールを飲むことができます。

夢実の国レストラン

さっそく食券を買って注文。現地一杯目のビールは気合いを入れて、アルコール度数少し高めの「ボック」を選びました。

松島ビールのメニュー

濃厚な麦の甘い香りにうっとり。強めの炭酸がシュワシュワッとのどを爽快に走り、スススーと飲めてしまいます。でも、アルコール度数は7%とちょっと高めなので、すぐにほろ酔い気分に……。

松島ビール「ボック」

おつまみには「牛すじの松島ビール煮」を。トロトロにとろけた牛すじにビールのコクが染み込んだ、ほっぺたが落ちそうな一品です。

牛すじの松島ビール煮

フレッシュで香りの良いビールはあっという間になくなり、お土産用ビールを購入。1本からも買えますが3本セットなら専用の箱に入れてもらえるので、プレゼント用にもよいですね。

日本三景松島海岸

せっかくここまで来たので、そのまま仙台には戻らず、松島海岸までやって来ました。駅の目の前はすぐ海で、小さな島が並んでいるのが見えます。

松島海岸

これが松尾芭蕉が歩いた奥の細道か……と感動しつつ。タクシーの運転手さんに教えてもらった国宝にも指定されている瑞厳寺や円通院など、歴史を感じられる観光スポットを回ることにしました。

松島海岸付近

ビール女子一人旅。ついつい気になったのは、縁結びで有名な円通院です。門をくぐると、すぐ左手にかわいらしい小さなこけしが並べられた縁結び観音が祀られています。よく見ると、こけしには名前が書いてあります。良いご縁が結ばれるように、みんながお願いをしていくんですね。

ほかにもハートマークがキュートな恋みくじもあり、試さずには入られません。

また、奥に進むと岩壁を彫り出して作られたお墓などがあり、威厳と生命力を感じる不思議な空間でした。

……なんて、勝手に思いをはせていたらあっという間にタイムリミットが迫り、もうひとつ教えてもらった松島さかな市場へはたどり着けず無念。むしろ、そこが本命だったのに(涙)。

松島海岸付近のお店

後ろ髪を引かれつつも、本数の少ない列車を逃しては大変なので先に進みます。

焼き牡蠣

でもあまりに悔しかったので、駅に戻る途中で焼き牡蠣と牛たん専門店「利久」の牛たんまんじゅうを購入。

牛たんまんじゅう

海風が身にしみる駅のホームで、かぶりつきました。

今回の宿は秋保温泉!

仙台駅に戻るやいなや、ホテル行き最終のシャトルバスへ。45分ほどで宿が密集した温泉街が見えてきました。とりあえず、ホテルにチェックイン。荷物を置いて、この日のもうひとつの狙いの「奥州秋保温泉 蘭亭」のオリジナルビールを求めて出発です!

蘭亭は、私が泊まったホテルニュー水戸屋から徒歩15分ほど。売店は宿泊しなくても利用できます。美容にも良いかもとウワサの「蘭亭オリジナルビール」を即GET!

晩酌用のおつまみ

夜ごはんを済ませて温泉にも浸かり、体がポカポカ温まったところで、プシュ〜ッと開栓タイム!ビールを買う時についでにおつまみも買ったので、晩酌の準備は万端です。

購入したビールの数々

本日の収穫は6本! まずはさっそく、入手したての「蘭亭オリジナルビール」から。秋保温泉でお肌がもっちりとしたところに、さらに美容にも良いと書いてある「蘭亭オリジナルビール」。この組み合わせは最強!? しわ対策に効果があるとされる“ホップポリフェノール”が一般のビールよりも多く入っているんだとか。ビールのおかげなのか、温泉のおかげなのかは定かではありませんが、次の日起きて、お肌の調子の良さにびっくりしたのは事実です。

蘭亭オリジナルビール

勢いに乗って、次のビールも開けちゃいます。キリンビールの仙台工場で造られている、地域限定のキリン一番搾り「仙台づくり」は、すっきりとした味わいに、食べ物のうまみを引き立てるような優しい麦の香り。牛たん入りの笹かまにぴったりです。

キリン一番搾り「仙台づくり」とおつまみ

実は、この後もう一本開けてしまったのは、昼に飲んだ松島ビールの「ボック」。すっかりお気に入りで、ついつい……。

ここの缶ビールは珍しくキャップ式で開閉できるので、ちょっとだけ飲みたい時にも便利ですね。

松島ビール「ボック」

さてさて、酔いも回ってきたので、翌日に備えて早めに就寝。

できたてビール第二弾を求め、仙南へ

翌日も少し早起きをして、目指すは地場産の麦を使ったビールを味わえる仙南シンケンファクトリーです。ここへ向かう列車も、かなり本数少なめ。時間を有効に使うためにも、時刻表はしっかりチェックしてくださいね。

車窓から見えるサッポロビール仙台工場

槻木駅で阿武隈急行線に乗り換えて、向かうは角田駅。途中列車の窓から、サッポロビールの仙台工場が目前に見えるのは、ビール女子的アゲポイントです。角田駅には仙台市内から約1時間ほどで到着します。

仙南シンケンファクトリーへ向かう通路

改札を出て出口に向かうと、外へ出る手前に、左手に進む自由通路があります。ここを通ると、徒歩5分で仙南シンケンファクトリーにたどり着きます。

仙南シンケンファクトリーの外観

工場は想像以上に大きく立派。向かい側には、見学や体験ができるソーセージ工場もあります。

仙南シンケンファクトリーのレストラン通路

レストランに入ると、タップ(ビールサーバーの注ぎ口のこと)が並ぶカウンターがキラキラと輝いています。

タップが並ぶレストランのカウンター

レストランの奥に醸造施設があります。ガラスの向こう側にはピカピカと輝く大きな釜が。

醸造施設

ここで必ず飲もうと決めていたのが、ビールの世界大会「インターナショナル・ビアカップ」(※旧インターナショナル・ビアコンペティション)で昨年銀賞を獲得した「ヴァイツェン」。このビールは、なんと3年連続で入賞を果たしているんです。

完熟バナナのような甘~い香りに、爽快なのど越し。そして、清らかに澄んだ水のように、すうっと体に馴染む最高の一杯です。

仙南シンケンファクトリーのビール

レストランでは、地元の安全でおいしいものを産消直結というこだわりのスタイルで提供しています。その取り組みのひとつでもある、角田産ササニシキを使用した「ササニシキIPA(インディアペールエール)」を2杯目に注文。IPAならではの苦みの中に、お米の風味が香るうまみと地元愛がたくさん詰まったビールでした。

仙南シンケンファクトリーのビールとソーセージ

ほかにも、ソーセージやランチメニューで地元食材がふんだんに使用されています。仙台牛をほろほろになるまで煮込んだ「ビーフシチュー」は本当に柔らかくて、あっという間に完食しました。

仙台牛のビーフシチュー

レストランの通常営業は14時までなので、訪れる際はしっかりと列車の時間を調べて、なるべく早い時間帯に到着できるように計画を立てたほうがよさそうです。

ちなみに、帰りの列車も1時間に1本しかないので、十分に注意してくださいね(私はうっかり乗り遅れ、駅で1時間半無駄に過ごしました)。

仙南シンケンファクトリーの瓶ビール

……と、宮城のスロータイムとフレッシュな美味しいビールに酔いしれていたら、あっという間にもう帰りの時間です。翌日は月曜日。今回の週末旅は、17時台の新幹線で早めに切り上げました。もちろん帰りの新幹線の中でも、ゲットしたビールを楽しみました。

とにかく、ビールは鮮度が命! 現地に行ってできたてのビールを飲んだら、きっと忘れられない味に出会えるはず。乗り換えの計画をしっかりすれば、1泊でも十分楽しい観光ができますよ。ぜひ、週末ビール旅に出かけてみてください。


この旅を体験するならこちら

上記より商品の詳細がご覧いただけます。商品が0件の場合は「検索条件変更・絞り込み」より条件を変更いただき、再度検索をお願いします。

春のびゅうたびダイナミック
新幹線 特急列車で行く お花見・桜ツアー「桜を見に行こう」